この前、病院の診察券を探してる時に懐かしいモノが出てきた。
第二級アマチュア無線技師
無線従事者免許証
取得は平成2年やから、かかり釣りを始める前の年やな。
小さい頃から機械や電気に興味があり、小学時代は「初歩のラジオ」や「ラジオの製作」という雑誌を読んでは電子工作に明け暮れてた。
同誌には電子工作の他、無線(BCL、アマチュア無線、CB無線など)の記事もあり、無線にも興味を抱くのは自然の流れ(笑)
最初の無線は合法CB無線、今でいうスポーツやイベントで使ってる小さいトランシーバーと似たやつ。これで見ず知らずの人と喋る緊張感と楽しさを知るきっかけとなった。
でも所詮出力は0.5Wと小さく、通信距離は自宅2階の窓辺から直線距離で1〜2km程度。もっと遠くへ電波を飛ばしたいという欲求が湧くのも自然なことやな。
ということで、中3の頃にCB無線より大出力(電話級で10W)が扱えるアマチュア無線(ハム)の資格を取ることにしたんやけど、当時の試験は年一回、合格後も従事者免許証の申請、無線局免許状の申請に半年くらいかかるので、せっかちな私はそれが待てず・・・日本国内では使用が認められていない違法CB無線に手を出してしもた。俗にいうトラック無線、大パワー電波で信号機が誤動作したり、TVやラジオに混信したりして新聞を賑わしてたヤツ(苦笑)
当時(昭和55年)、出力10Wのアマチュア無線機が10万円近くしたのに、同程度の違法CB無線機は1万円前後と安かったのも魅力(汗)
違法CB無線の愛好家はアウトローな人達が少なくなく・・・そんなアングラな世界へ足を踏み入れたけど、幸い周りの人は見た目イカツくても優しい人ばかり、寝る間も惜しんで無線ライフをenjoy(笑)
それでも違法CB無線は1年程で足を洗い、本格的にアマチュア無線の世界へ♪
日本中はもちろん、カタコト英語で世界中と交信し、QSL(交信証)を交換してアワード(賞)を目指し、無線コンテスト(規定の時間内により多くの局と交信することで得点を競い合う競技)に参加したり、原点とも言える電子工作の延長から、無線機やアンテナの自作にもハマったし、気の合う仲間とのオンエアなお喋りは毎日明け方まで・・という高校時代。
この頃に性別、年齢、学校、職業もバラバラな仲間が沢山出来て、今でも何人かとは付き合いがある。
それほどドップリと無線に浸かってたけど、高校卒業の頃には無線から車に興味が移り、無線は車での連絡手段のみという正常な進化(笑)
結婚するまでは車いじりに没頭してたけど、結婚と同時に車を手放し、趣味としての無線を復活。さらに上級を目指し、モールスを覚えて電信級(現:第3級)を取得。もっと大パワー(今は200Wで当時は100Wまで)が扱える第2級まで取得したけど、近所のTVへ混信したりで思うように大パワーを使えず・・そんな欲求不満な頃にかかり釣りに出会った(笑)
そこからはかかり釣り一筋やな。