東北関東大震災で被災された皆様にお見舞い申し上げます。
死者・行方不明者が2万7000人超と発表された。
建物被害も甚大、想像を絶するとはこのことやな。
実はうちの長女は仙台市内で一人暮らしをしていたから、地震の一報を聞いた時には青ざめ、なかなか連絡が取れずイライラが募り・・万が一のことを想像して身体が震えたのを思い出す。
ようやく娘よりメールが届き、当時アパートの部屋で地震にあい、部屋はグチャグチャになったものの無事と知り安堵したけど・・・ライフラインが寸断されたし、これからどーする? 帰る術もなし、迎えにいきたいけどそれも容易じゃないし、電話もメールもなかなか繋がらんし、人一倍寒がりな娘が寒い夜を過ごしてると思っても、心配することしかできんのがホンマに歯がゆかった。 翌日になって知ったのは、アパートの大家さんが、他の学生数人と共に自宅に招いてくれて不自由なく過ごしていたとのこと。 今までも色々と気にかけてくれてた大家さんやけど、人の温かさ、情けが身にしみた。大家さん、ホンマありがとうございました。
次の日からは友達のアパートで友達4人と共同生活をして、幸いプロパンガスやから火も使えるし、食料を持ち寄って、ノンキに鍋を突いたりしてたらしい・・・親の気も知らずとはこのことやな。
とりあえず余震も原発も心配やし帰ってこい!ってことで娘は地震から5日目に新潟経由で無事帰ってきた。
仙台にいて娘が無事やったことの喜びと共に周りの人から受けたご恩に感謝する気持ち、現地の人のために何かしなくては居ても立ってもいられない。
俺自身はほんの僅かな義援金で申し訳ないと思いつつも、これしかできんし・・・と自分を納得させてたけど、先週の土曜日に朝から出掛けてたカミさんが、車に大量の箱を積んで帰ってきた。なにかと思ったら現地へ送る支援物資(飲料水・即席めん・生理用品・紙おむつ・トイレットペーパー・ティシュッ・タオルなどなど・・・)を調達して津市の援助受付に持っていった。さすが俺のカミさん!
今回の震災は我が家に無関係じゃなかったこともあるけど・・・でも日本中はもちろん、世界中からも援助の声が上がっていること、世界が一つになったような気がして感動して泣きそうになってしもた。
こんな気持ちがあれば戦争なんか起こるはずもないで。世の中捨てたもんちゃんなぁ、とあらためて感じるし。
あとは一刻も早い復興を願い、これからも出来得る限りのことをしていきたいと強く思いますな。
ただ原発については
安全神話は脆くも崩れ・・・ってゆうかあまりにもお粗末。今まで原発建設の地元説得で「原発は安全、事故は起きない」といってのはなに?? 津波は想定外やった?それも規模が違い過ぎる?? 最悪の場合を想定するのは危機管理の基本やと思うけど。今後の原発建設が困難になるのは目に見えてますな。
でも、今現在も命がけで事態を改善しようと現場にとどまる作業員や自衛隊員、警察官、消防士の使命感と勇気には賞賛、というかそんな安っぽい言葉では言い表せないほど感動して目頭が熱くなったのは皆も一緒やと思う。 一刻も早く任務を終えて、無事家族の元へ帰れることを心より祈ってます。
2011年03月26日
東北関東大震災のこと
posted by 前川 at 13:03| 日記